不織布マスクの性能や効果について、以前記事を書かせてもらったことがあります。
使っている不織布マスクの性能をチェック!カゼ・ウイルス対策はできている!?│ふろむ50
でも・・・
不織布マスクの中でも、フィルター性能には違いがあること、
性能のあるマスクであっても正しく装着しなければ効果が得られないこと、
などを以前の記事でも書かせてもらいました。
朝の「グッとラック!」では
「感染拡大を防ぐ家庭用マスクの選び方・つけ方は??」について放送していました。
2020年3月放送の「グッとラック!」の内容をもとに、
マスクの性能、正しい装着などについて調べたこと、わかったこと
参考にしてもらえることがあれば嬉しく思います。
マスクを正しく装着しなければ効果はナシ!?
番組で「漏れ率」を測定していました。
マスクの隙間から空気が漏れている度合い
数値が低い方が良い
リポーターが普段のマスクの装着方法で計測してみると・・・
これだとマスクの中と外が同じで
せきやくしゃみなどの飛沫を防ぐことが出来ていないということになります(‘◇’)ゞ
その後、正しい装着方法で測定してみると・・・
見事に「漏れ率」が下がっていました。こんなに変わるとは・・・
最初の漏れ率100%っていうのは ホント!????って思ってしまいますが、
マスクのつけ方が大事だというこということを示すのに充分わかりやすい数字です。
とにかく、マスクのつけ方は大事です!そして、番組特集の本題に入ります。
マスクは効果があるの??
予防効果はない!?
番組ではこのように説明されていました。
症状が出ている人が感染拡大防止のためにつける
その理由は・・・・
マスクの穴 ⇒ 5㎛
髪の毛 ⇒ 0.1㎜
ウイルス ⇒ 0.1㎛
飛沫 ⇒ 5~10㎛
(1㎛=0.001㎜)
マスクの穴に対して、ウイルスがとても小さいのでウイルスは入り放題、
⇒マスクをしてもウイルスの侵入を防ぐ予防効果はない。
飛沫に関してはマスクはブロックすることはできる、
⇒症状が出ている人がつけることで飛沫感染のリスクを大幅に減らすことはできる。
マスクの穴が5㎛だというところから、それより大きい飛沫はブロックできるけれど
ウイルスは小さすぎてブロックできないという理由のようです。
んんっ!? でも・・・・
測定されるろ過機能も違ってくるし、商品によってもちがうのでは!?
以前に不織布マスクのフィルター性能について記事を書き、調べたことから
こんなギモンも出てきました。
そこで、不織布マスクのフィルター性能試験から予防効果を考えてみます。
不織布マスクのフィルターの性能試験から予防効果を考えると??
(一社)日本衛生材料工業連合会 「不織布マスクの性能と使用時の注意」を参照して、
マスクフィルターの性能試験方法、粒子の大きさなどを抜粋して書かせてもらいます。
飛沫 ⇒ 3.0~5.0㎛【フィルター部の性能試験法】
BFE 試験粒子 約3㎛
VFE 試験粒子 約1.7㎛
PFE 試験粒子 0.1㎛
マスクの穴 ⇒ 5㎛
ウイルス ⇒ 0.1㎛ ということから
マスクはウイルスをブロックできないということでしたが、
不織布マスクのフィルターの性能によってはウイルスをブロックすることもできるのではないかと期待しています。素人の私の個人的な認識です。
家庭用マスクは、外からの微粒子の侵入を完全に防止することには限界があり、
パッケージには
「家庭用マスクは、外からの微粒子の侵入を完全に防止することには限界がある」
と表記されています。
出かける場所にもよりますが、マスクによる予防をしようと思います。
どの種類のマスクがいいの!?
繊維の隙間が小さいマスクを選ぶのが良い!ということです。
番組で比較しながら説明がありました。
- 不織布マスク 繊維の隙間:5㎛
飛沫をブロックすることが出来る - ガーゼマスク 繊維の隙間:300㎛(ガーゼ1枚)
飛沫を通してしまう
何層も重なっているのでフィルター効果は大きくなる - 手作りハンカチマスク 繊維の隙間:200㎛
飛沫を通してしまう
折り重ねることでフィルター効果はアップする
顔を覆った時息苦しさを感じにくい生地選びが重要
(息苦しいとずらしてしまうので) - 手作りキッチンペーパーマスク 繊維の隙間:100㎛
隙間は小さいが繊維が太く装着すると息苦しさを感じる
(市販のマスクがない時の代用品としては〇)
これも数字でみてしまうと、
ガーゼや手作りマスクは飛沫ブロックも難しいのかもしれません。
それでも、
工夫して使うことで少しでも防げるのなら、代用して使うことも大事なのかと思います。
マスクの正しいつけ方、外し方が大事!!
せっかくマスクのフィルター性能があっても正しくつけなければ効果も下がります。
番組の「漏れ率」の測定でもつけ方によって変わってくるのがわかりました。
つけ方が大事で、私も以前の記事で「上下・裏表を確認する」と書きましたが、
これが難しいんです(‘◇’)ゞ
手に入れることのできるマスクを買い足していったら、
メーカーも商品もバラバラ・・・
(サイズ・性能はチェックしています!)
つける時に、
どれがどのパッケージに入っていたのか
分からなくなっていたり、
いちいちパッケージで裏表チェックできなかったり・・
こんなことで困っているのは私だけでしょうか??
そこで、番組で教えてくれた「マスクの裏表の見分け方」は参考になります!!
マスクの裏表の見分け方
まず、気を付けたいのは、
ひもの付け根で表裏を判断するのは間違いということです。
わかりやすい裏表の見分け方は
ブランド名、メーカー名が印字されている面が表側
これはわかりやすい!!!
でも、すべてのマスクにブランド名、メーカー名が印字されているわけではありません。
ならば・・・
マスクの上下を水平に引っ張る ⇒ おわん型に膨らむ ⇒凹んだ面が内側
現在使っているマスクでやってみると、そうなりました!わかりやすいです!
(「全国マスク工業会の協力」とパネルに表記してありました)
それでもわかりにくい場合は、番組で先生が教えてくれた方法
ノーズワイヤーを上にして広げたとき、ヒダの向きが上から下に向くように付ける
(マスクに付着したものが下に落ちるようにする)
パッケージを見てつけ方を確認することが出来ない場合などは
これらの見分け方の方法を参考に、正しく装着できるようにしたいです。
まとめ
番組では
「カゼの人、咳などの症状がある人は使うべきだけれど、
そうでない人は正しく使えないなら使わないほうがいい」と言っていました。
「使わないほうがいい」とは極論のようですが、確かに、
間違った、下手な使い方をすれば、ウイルスをまき散らすことになるかもしれません。
それくらい、正しいつけ方・外し方・処分の仕方は大事ということです。
マスクの効果についての疑問もいろいろ言われていましたが、
完全ではないにしても、マスクをする効果はあると私は思います。
なので、「使うならば正しくつけて、外す、処分する」をちゃんと意識したいと思います。
それぞれがしっかり対策するようにしていきたいと思います。
新型ウイルス感染予防でマスクの必要性が高まりました。 不織布マスクも店頭で見るだけでかなりの種類のものがあります。 私は普段パッケージを見ながら、値段と相談しながら購入するマスクを選んでいますが、 どのマスクを[…]
関連する事柄にタグをつけて記事にしています。
合わせてご覧ください。感染予防・ウイルス対策│ふろむ50